コンセプト・デザイニング6 東京工業大学+武蔵野美術大学合同ワークショップ
2015.10.06
今年で6回目を迎えた武蔵野美術大学との合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング」。猛暑のなか、5日間のWSを行いました。
このWSでは一つのテーマから議論によってコンセプトを構築し、造形デザインを作りプレゼンをします。「うまい、へた」を問うものではなく、「アイディアが形になるまで」の、さまざまな可能性、発見、試行錯誤、見落としている大切なもの...を、武蔵野美術大学の学生とともにすくいとっていきます。
【事前ガイダンス】 (東工大生のみ)
WS開始1週間前に東工大生を対象とした事前ガイダンスを行いました。簡単な自己紹介のあと、授業の概要やデザイニングやコミュニケーションについての説明を受け、本番WSに向けてプレ演習を行いました。
【ワークショップ1日目】 六本木デザインラウンジ
WS初日、東工大生と武蔵野美大生の初顔合わせです。東工大の野原教授、武蔵野美大の古堅教授の講義につづき、4グループに分かれてアイデア出しを始めました。アツい5日間のスタートです。
例年のお題は言葉でしたが、今年のお題はこちら↓白地に黒い四角。ここからどのようなコンセプトが構築されるのでしょうか...?
【ワークショップ2日目】 ものつくり教育研究支援センター
WS2日目は、東工大ものつくり教育研究支援センターに場所を移しました。武蔵野美大の袴田教授のレクチャーからスタートしました。
【ワークショップ3日目】 ものつくり教育研究支援センター
WS3日目、まずは中間発表から。各グループの発表ごとに講評があります。この日はたくさんムサビの先生方がいらしてくださいました。そして、昨年もご登場いただいた武蔵野美大・中野先生からのレクチャー「作品への落とし込みについて」。WSも折り返しを過ぎました。あとは最終プレゼンに向かって進むのみ。
【ワークショップ4日目】 ものつくり教育研究支援センター
WS4日目、どのグループも黙々と作業を進めます。パソコンの画面に向かうグループ、大きな木材を組み立てるグループ、ひたすら色を塗るグループ。一体何ができあがるのでしょうか。
【ワークショップ最終発表会】 蔵前会館大会議室
WS5日目。いよいよ最終発表会です。今年は、天井から自作スクリーンを吊るし投影する映像作品や実際に触って見て体感する作品など多種多様な仕掛けがあり、バラエティに富んだ発表会となりました。質疑応答では、学生さんからの意見も飛び交い、たいへん盛り上がりました!
Aグループ:「もどかしさ」
Bグループ:「部分暗転」
Cグループ:「反応の皮肉」
Dグループ:「黒の奥」
今回は初の試みとして優秀賞を出しました。厳正なる審査の結果、優秀賞はDグループへ。
講評では、東工大の三島学長、武蔵野美術大学の長澤学長をはじめ、諸先生方にコメントをいただきました。
とても濃厚な5日間でした。深い議論を通して見えてきたものは、いったい何であったのでしょうか?
参加した学生さん、先生方・スタッフのみなさま、お疲れさまでした。このWSに関わっていただいたすべての皆さまにお礼申し上げます。
<日程>
2015年
7月15日(水)13:20-14:50 事前ガイダンス
7月21日(火)~7月25日(土)13:30-16:30 ワークショップ
<場所>
武蔵野美術大学デザインラウンジ(六本木ミッドタウン内)
東京工業大学ものつくり教育研究支援センター
<参加者>
東工大生10名、武蔵野美術大学生9名
<スタッフ>
東京工業大学 野原佳代子 教授
東京工業大学 山田明 教授
武蔵野美術大学 袴田京太朗 教授
武蔵野美術大学 古堅真彦 教授
その他ゲスト講師