What's new|お知らせ

TOP > What's new > 東京工業大学-武蔵野美術大学 協定締結

東京工業大学-武蔵野美術大学 協定締結

2013.06.29

 2013年6月28日、東京工業大学と武蔵野美術大学が教育研究交流に係る連携協定を締結しました。
 これまで両校は合同ワークショップ等を通じ交流を積み重ねて来ましたが、この度、大学間協定という形を持って、さらに大きく展開していくことになりました。

【 背景 】
 東工大サイエンス&アート/デザイン研究LAB Creative Flow 野原佳代子教授、武蔵野美術大学デザイン情報学科 井口博美教授、フィルムアート社編集長 津田広志氏が協力し「理工学とデザインをつなぎクリエイティビティを創発する教育」に関し2010年に教育研究活動を始動。

 2011年、合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング」を開始。「コンセプト・デザイニング」は、東工大ものつくり教育研究支援センターのサポートを受け、2回目より大学院の授業科目(集中講義)として単位化、2012年8月までに3回を実施致しました。
 授業は「講義+ワークショップ+公開プレゼンテーション」で構成し、ものつくりと議論を通し専門性を活かして相互の力を補完し合い、研究者として、またデザイナー、エンジニア、プランナーとして、産業界で自己実現するために必要なキャリア設計力と発想力を身につけることを目指しています。理工系学生と美大生のチーム制作における異分野コミュニケーションに重点、を置き、議論の可視化やプレゼンのスキル指導も行います。

【 協定の必要性 】
 合同ワークショップ実施により、理工系学生と美大生のチーム制作における異分野コミュニケーションは両大学にとって得るものが大きいことがわかりました。また、東京工業大学と武蔵野美術大学はともに平成24年度グローバル人材育成推進事業に採択されており、同事業の展開において学部学生に「異文化に対する理解力」「 課題発見・解決能力」「チームワーク力とリーダーシップ力」等の能力の養成が求められています。
 しかし現状では、上記の活動等について両大学の関係者が企画を発展させ、相互にリソースを活用して実施する基盤がありません。また学生も互いのキャンパスで、大学暦や時間割を超えて合同授業に参加するのが難しい状況にあります。
 以上のことから、両大学問の連携を深め、これまでの取り組みの発展や新たな事業の展開のために、協定が締結される運びとなりました。

【 協定締結後の想定される取組 】
・両大学の学部生が参加できる合同授業の開設
・互いにとって有益な教育の提供
  (基礎デザインリテラシー論、デザイナーのための工学理論など)
・合同授業での施設相互利用
・理工系と美術(アート&デザイン)系が対話・協力し合い、
 新しい視野でイノベーションを創発できる人材教育メソッドの開発
・共同の教材開発
・美術館や博物館インターンシップ、産業デザインインターンシップ、
 海外インターンシップなどへの合同派遣
・グローパル人材育成推進事業の合同イベント 等

page top

Photos:イベントの写真

Twitter:ツイッター

Movie:イベントの動画

Loading...

page top