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[授業情報] メディア編集デザイニング2016

2016.09.30

グラフィック、エディトリアル、プロダクト、空間、サービス、コミュニケーション......デザインと名が冠される領域は多岐に及び、日常のなかでデザインに接しないタイミングは存在しないと言えるほどです。そうした状況において、デザインを考える上では必ず対象となるユーザーおよびユーザーを取り巻く社会環境への意識が重要となります。

本講義では、参加者自身がユーザーとしての自覚を持ちながら、デザインに対して意欲的に思考を重ねる演習を実践し、こうした視点を育成することをねらいとします。

講義日程
第1回:11月30日(水)13:30-16:30
◇ メディアとデザインの関係
あるメディアの変遷を振り返り、どのようにデザインされてきたのか、またその背景にあったものは何かを分析します。目の前にあるメディアに含まれる、デザインの歴史やその役割について考えてみましょう。

第2回:12月7日(水)13:30-16:30
◇ デザインの「観察」
身の回りにある様々な対象から、「デザイン」の特徴、効果、意義などを観察し、発見する演習をします。何気なく使っていたものや、意識せず接していたものの中に含まれるデザインの価値についてイメージしてみましょう。

第3回:12月14日(水)13:30-16:30
◇ デザインの「編集」
デザインの「観察」を経て得た自分なりの問題意識を、他者と共有しながら、新しい価値の端緒を探します。コミュニケーションによって異なる意見を接続しつつ、自分の視点をより先鋭的なものへと発展させてみましょう。

第4回:12月21日(水)13:30-16:30
◇ 課題の提案
観察を通して発見した自分なりの「問題意識」を、他者と共有できるようなカタチで提案してみます。

第5回:1月11日(水)13:30-16:30
◇ 解決策へのアプローチ
課題点や改善点をよく理解できたら、その解決のために何ができるか、あるいはどのような新しいデザインが可能かを考えてみましょう。

第6回:1月18日(水)13:30-16:30
◇ プレゼンテーション
練り上げた「解決策」を発表します。提案されたアイデアには全員で意見し、互いに講評しあい、アイデアの精度を高めます。

講義場所
大岡山キャンパス(履修登録後にメールにてご連絡します)

対象
学部生
(大学院生も単位認定できる場合がありますので、興味のある方は教務課に確認のうえ、履修登録してください)

履修方法
教務Webにて申告。科目コード LAW.X314

参考書、講義資料等
『コミュニケーションのデザイン史』高橋裕行著、フィルムアート社
『スペキュラティヴ・デザイン』アンソニー・ダン、フィオーナ・レイビー著、BNN新社

講師
野原佳代子、川崎紀弘、川崎昌平

問い合わせ先:野原研究室 教育研究支援員 川野 江里子
kawano.e.aa☆m.titech.ac.jp
(送信する際に☆を@に変更してください)

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